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虐殺器官 伊藤計劃 を読んで。劇場アニメ化記念。 圧倒的世界観の果てに。残虐性。 [読書]

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地獄はここにある。  アレックスは自分の頭を指差した







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この物語は9.11の以降のある時代。

テロを未然に防ぐという名目で個人の情報がすべて管理された時代。


ぼくは特殊検索群i分遣隊の大尉。
主に暗殺が仕事。


今回の任務はある男を暗殺することで、
彼が出現するところでは国の状態如何にかかわらず、大量虐殺が起こる。


彼を追う中でぼくに芽生える罪の萌芽。

彼を探し出したときにぼくがとった行動とは?





『地獄はここにあります。頭の中、脳みその中に。
目の前の風景は地獄なんかじゃない。
逃れられますからね。

目を閉じればそれだけで消えるし、僕らはアメリカに帰って普通の生活に戻れる。
だけど、地獄からは逃れられない。だって、それはこの頭の中にあるんですから』




言い回しにしびれます。


まるで写実のような圧倒的描写の流れに身を任せると、
現実の世界とフィクションの狭間が取り除かれ、
まさにそこに立っているような感覚になります。


本を読むときはあまり感情移入できるタイプではなく、
客観的に読むことが多いのですが、
緻密で繊細に描かれた文章に引き込まれてしまいました。


タイトル通り残虐な描写が多々ありますが、
SF、ミステリー好きの方は一度読んでみるのをお勧めします。

ただし、かなり人によっては読みづらさを覚えるかもしれません。 心して読みましょう(笑)

しかし、無くなられてしまった事、
彼の続編がもう2度と読めないのは本当に残念でなりません。



あ!!!

あと、アニメ化!!!!


「虐殺器官」だけでなく、続編の「ハーモニー」も2015年に公開予定で、
ノイタミナってところで製作されて劇場で放送されるようです。

待ちきれませんね(*^_^*)






他の伊藤計劃さんの小説は

ハーモニー 伊藤計劃 を読んで。平均化された世界で少女が望んだ世界の調和とは?



他のおススメ記事は
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